令和3年度第16回久慈市議会定例会が開かれ、市長の施政方針や教育長の教育行政方針が述べられた。
この会議では、27件の議案が審議され、特に市長施政方針演述が焦点となった。市長の遠藤譲一氏は、自然災害からの復興や新型コロナウイルス感染症への対応を強調した。特に、東日本大震災からの復興計画の進捗とその集約を進め、地域経済の再生に向けた取り組みに力を入れる姿勢を示した。
施政方針の中で、市は「子どもたちに誇れる笑顔日本一のまち」というビジョンを掲げており、具体的な施策として、地方創生や人口減少対策を強化することが挙げられた。特に、テレビや映画による地域資源のPR、体験型観光の促進を通じた交流人口の拡大に向けた取り組みが紹介された。
また、教育行政方針について、後忠美教育長は、現在の少子高齢化や国際化の進展に伴う課題に対し、教育現場の状態を改善するための施策を実施すると述べた。特に、学力向上や道徳教育の充実について強調し、学校と地域の連携を進める必要性を訴えた。
市は今後、さまざまな教育施策を推進し、地域に根差した教育の在り方を模索していく考えを示している。議会では、これらの施策の実施を支持し、活発な議論が行われた。