令和6年3月22日、久慈市議会は第5回定例会を開催した。議会では、予算関連の議案が多数審議され、全議案が原案通り可決された。
まず、日程第1では、議案第11号から議案第14号、議案第19号、議案第20号に関して、総務委員長の報告が行われた。特に、議案第11号では、新型コロナウイルス感染症の予防接種に従事する職員に対する手当についての改正が提案され、質疑の後、可決された。
次に、議案第15号、議案第17号、議案第18号に関連する教育民生委員会の報告があり、特に議案第18号の久慈湊小学校の移転改築工事については、契約金額が約3億4,728万円で株式会社中塚工務店と締結されることが承認された。これにより、教育環境の整備が進む見込みである。
また、議案第16号、議案第21号、議案第22号については、産業建設委員会からの報告により、市営住宅の入居者資格の改正や市道路線の変更が承認された。これにより、地域の公共インフラが改善されることが期待される。
予算に関する議案、議案第1号から第6号においては、令和6年度の一般会計予算が承認された。特に、国民健康保険や後期高齢者医療関連の予算も可決され、市民の健康管理体制が強化される見込みだ。
さらに、議案第27号、28号に関する補正予算も過去の災害対応を踏まえた提案がなされた。特に、その内訳には漁港の復旧に関する項目が含まれ、災害からの復旧を図るための具体的な対策が評価されている。
日程第8では、発議案第2号について、パレスチナ自治区ガザ地区における停戦を求める決議が全会一致で可決され、久慈市議会としての国際的な平和への姿勢が示された。この決議は、国際社会における日本の役割についても考える契機となる。
このように、久慈市議会では市民生活に直結する重要な議案が審議され、地域の発展につながる内容となり、全ての議案が可決されたことから、今後の施策の実行に期待が寄せられる。