令和元年8月20日、久慈市議会は第1回臨時会を開いた。議題は議長および副議長の選出、常任委員制度の改正を含む重要事項を取り上げた。
臨時議長を務めた大沢俊光議員は、議会活動の重要性を強調した。彼は、議회의役割として「議決、監視、政策指導」の三つを挙げた。議会の透明性を確保し、市民が議会の動きを把握できる体制の構築が求められた。
議長職を志願した畑中勇吉議員は、所信表明で災害復旧の重要性を語り、地域経済の発展も強調。彼は「災害のないまちづくりが急がれる」と述べ、政策提言を求め、議員自身の質の向上を訴えた。台風第10号災害を踏まえた政策提言も重要視されている。
副議長として立候補した澤里富雄議員は、開かれた議会を実現し、議長を支える姿勢を示した。彼は、「市民に開かれた議会」を達成するための努力を誓った。また、城内仲悦議員は、市民との対話の重要性を訴えた。
議会はその後、議長選挙を実施。投票結果、畑中勇吉が議長に当選し、澤里富雄が副議長に選出された。新たに設置された常任委員会では、人口減少対策や地域経済の振興が議題に上がるなど、持続可能な地域を目指す取り組みが進められる見込みだ。
更に、この臨時会では、久慈市議会委員会条例の一部改正や、監査委員の選任に関する議案も採決された。議員たちは、これらの改革を通じて、市民生活に直結した政策の実施に寄与する意向を表明した。議会運営委員や各常任委員会も選任され、今後の運営が円滑に進むよう取り計らわれた。
最後に、湧き水のように多様な意見が交わされ、参加議員の積極的な関与が求められる会議であった。市民が期待する成果に向けて、議会は一丸となって取り組む決意を新たにした。