久慈市議会は、令和4年3月30日に第25回臨時会を開催した。
この会議では、新たに当選した議員の紹介があり、議席の一部変更が決定された。新議員の山内七恵氏が初めて議場に登場し、今後の市の発展に努力する旨を述べた。
議事の日程には、議員発議案や請願が含まれており、特に注目されたのが発議案第19号である。これはロシアのウクライナ侵攻に対する抗議決議で、黒沼繁樹議員がその背景を説明した。彼は、ウクライナにおける人道的危機について詳細に語り、国際社会がこの問題を無視することはできないと強調した。
また、報告によると、2022年3月23日にウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンラインで演説を行い、その影響もあって今回の決議が提起される運びとなった。この決議案は、全会一致で可決され、議員らは思いを一つにした。
請願第13号では、水田活用の直接支払交付金に関する見直しが求められていた。大沢俊光議員がこの請願の趣旨を説明し、農家が直面する問題について訴えた。特に農地の維持や生産意欲の低下など、農業の持続可能性に影響を与えるとの懸念を示した。
議会は、これらの発議案や請願を継続審査することを表明した。今後、議会の動きに注目が集まる。