令和3年12月の定例会において、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種についての議論が行われた。
西本政之議員は、全国的に感染が収束の兆しを見せる中、新たな変異株オミクロン株の発生を指摘した。オミクロン株の感染力や重症化リスクに対し、慎重な対応が求められている。
ワクチンの供給状況についても議論され、堤喜一健康福祉部長は、本市では医療従事者から高齢者、基礎疾患のある方を対象に、12月から接種を順次実施する計画を説明した。新型コロナウイルスワクチン接種体制として、ファイザー社製ワクチンを使用する方針が伝えられた。
加えて、5歳から11歳の子どもに対するワクチン接種も話題にのぼり、早ければ来年2月から接種が始まる可能性があるとされる。堤部長は、小児向けワクチンの接種体制を整える方針を強調した。これについても、多様な意見が飛び交った。
パートナーシップ制度についても注目され、粟貴章市長は、金沢市が導入している制度を参考に、市民の理解を深めるための取り組みを進める意向を示した。制度導入に向けて、新たなワーキンググループが設置されたことも報告された。
さらに、子ども食堂の推進に関する意見も出された。市長は、ボランティア団体との連携を強化し、市民協働での子ども食堂の立ち上げを目指す意向を示した。
最後に、学校現場におけるハラスメント問題に関して、山下かおり教育文化部長は、相談体制の整備を進めつつ、実態把握のための調査を行う考えはないと述べた。これに対し、西本議員はアンケート調査の実施を強く求めた。