令和3年2月4日、野々市市議会は第1回臨時会を開催し、新型コロナウイルスワクチン接種に関連する補正予算案について審議した。
市長の粟貴章氏は、新年度のワクチン接種に向けた取り組みを強調し、コールセンターの設置や接種会場の選定を進める意向を示した。
具体的には、ワクチン接種券を3月に発送する予定であり、高齢者を優先に接種を進めると説明した。また、接種実施本部も設立し、関係機関と連携して準備を進めることを述べた。
この補正予算案には、接種券の印刷やコールセンターの設置など、1,500万円が計上されている。これにより歳入および歳出が追加され、予算総額は259億7,591万6,000円に達する。
委員長の辻信行氏からの審査報告においても、この補正予算案が全員一致で可決されたことが伝えられ、議員の質疑はなかった。
さらに、野々市市商工会からの要望が各議員に配布され、事業者支援の必要性についても再確認された。これに伴い、補助金要望額の完全予算化に関する議論も行われ、市の対応を求める声が挙がった。
今後の対応として、議会全体がワクチン接種に向けて進めていく方針であり、市民への円滑な接種実施へ向けた準備を進めることが求められている。
会議は午後2時5分に閉会し、次回の継続審査が進められることとなった。