令和4年6月6日、野々市市議会は第3回定例会を開催し、新型コロナウイルス感染状況や予算案などについて審議を行った。
議長の中村義彦議員は冒頭、最近の感染状況について報告した。特に、若年層の感染者数の増加が続いていると述べ、引き続き感染対策を徹底するよう呼びかけた。
また、議会では辻信行議員、杉林敏議員、西本政之議員に対する10年在職表彰が行われた。表彰を受けた辻議員はお礼の挨拶で、「この栄誉を市民の皆様や議員の皆様、執行部に心から感謝する」と述べた。
この会議では、令和4年度一般会計補正予算(第2号)も審議された。市長の粟貴章氏は、住民税非課税世帯への臨時特別給付金について明らかにし、700世帯を対象に10万円の給付が計画されていることを説明した。さらに、子育て世帯への生活支援特別給付金も獲得の対象となっており、約1,100人の子どもを見込んでいる。
この支援策は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、市民の生活安定に向けた重要な施策であるとし、予算総額192億2,094万5,000円に達することを明示した。
さらに、商業税制改正についても議題に上げられ、特例の内容とその目的についての議論がなされ、企業支援を強化する施策が評価された。
今後は、これらの施策を通じて、野々市市の市政や地域経済の発展に寄与することを期待したい。各議員は市民と密接に連携し、一層の改善が求められることに再確認した。