令和元年12月11日、定例会が開かれ、議員の一般質問が行われた。
西本政之議員は、庁舎内の温度管理について質問を行った。
彼は、庁舎内の温度設定に関する地域住民の声を紹介し、庁舎内で働く職員の労働環境の改善を求めた。
温度設定を夏場28度、冬場19度にしていることが環境省の推奨に基づくとしながらも、地元住民を含む多くの意見があることを指摘した。さらに、兵庫県姫路市が夏場の温度設定を25度に引き下げた実例を挙げ、同様の取り組みを求めた。
山口良総務部長は、現在の設定を維持する理由を説明。
地球温暖化対策に基づくものであり、庁舎内の状況によって風量調整を行うなど柔軟な対応をしていると述べた。
西本議員は、扇風機などの対応だけでは不十分であると再度訴え、県事例を引き合いに出した。彼は、職員の業務効率向上は住民サービスに直結すると強調し、温度設定の見直しおよび現環境に適した対策を求めた。
次に「たちの放課後児童クラブ」について、移転計画の重要性を訴えた。
新設計画は老朽化した現施設からの移転を含めたもので、より良い環境で子どもたちが過ごせることを期待する意向が示された。将来に向けた積極的な取り組みと設計段階からの近隣住民との調整が鍵であるとの姿勢が伺えた。
さらに教育面では、小学校の英語教育について質疑が行われた。これから始まる英語教科化に向けて、専任教員の配置を提起し、教職員の負担軽減や指導の質向上を図ることが求められた。
教育長は英語専科教員の配置計画を説明し、教員の研修などの充実を図る意向を示した。
次に自転車通行環境の整備についても議題に上がった。小堀孝史議員は、自転車ネットワーク計画の進捗を問う。
市長は、連携しながら安全で快適な自転車通行空間の確保を目指し、全庁的な計画策定の動きがあると回答。
また、公共施設における防犯対策も提案され、特に非常用通報装置の導入について言及された。北陸新幹線に関連する課題も出て、透明防音壁の必要性について議員の意見が集まった。
これらの議論が市民生活の向上に寄与することを期待する意見で会議は進行。政府の提案は市民活動や協力体制の強化を求めるものとなり、政策を通じた市民との連携を図ることが重要視された。