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野々市市議会、洪水対策や通学路の安全確保に関する質疑が活発化

令和3年9月の野々市市議会定例会で新型コロナ対策、洪水対策、通学路の安全確保などが議論された。特に田んぼダム導入の必要性が際立つ。
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令和3年9月10日、野々市市議会において定例会が開催され、様々な重要なテーマが議論された。

新型コロナウイルス感染症対策では、市と市民の協力の下、感染症の減少が望まれる中での今後の方針が確認された。市長の粟 貴章氏は、他の自治体との連携を強調し、情報提供やワクチン接種の重要性を述べた。特に、変異株の影響を受けた若年層への感染抑止が課題となっている。

洪水対策に関しては、朝倉雅三議員が発言。当市では、雨水の管理が重要課題であり、田んぼダムなどの遊水機能を持つ仕組みの導入を提案した。土木部長の中藪孝志氏は、流域治水の観点から田んぼダムの導入を検討する姿勢を示し、農業関係者との協力が必要であると述べた。

通学路の安全確保についても話題に上った。小堀孝史議員は通学路での安全対策の強化を求め、特に子どもたちの安全を確認するためのハードとソフト両面での対策を提唱した。市長は、市における様々な安全教育や見守り体制が重要であると応じた。

さらに、GIGAスクール構想も議論され、オンライン授業実施に向けた準備状況が確認された。教育文化部長の山下かおり氏は、児童生徒へのタブレット配布の進捗と環境整備について、特にオンライン授業の対象を広げていることを強調した。

本町児童館の再活用については、向田誠市議員から提案があり、郷土芸能を展示する場としての利用が検討される。市長は、その提案に関心を寄せ、地域文化の継承の重要性を認識していると述べた。

さらに、環境問題を踏まえた都市計画税の引き上げや、ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)の導入も話題に上がった。市長は、これらの手法が市の課題解決に繋がる可能性があるとして、今後の検討を約束した。

議会開催日
議会名令和3年9月野々市市定例会(第5回)
議事録
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