令和5年9月5日に行われた第4回野々市市議会定例会では、災害見舞いや様々な議案の提案が行われた。
議長の北村大助議員は、7月の大雨による災害に触れ、「被災者の早期復旧を願っている」と述べた。
市長の粟貴章氏は、令和4年度の決算内容について詳細を説明。
財政全体は健全性が保たれているものの、経常収支比率は94.9%と、以前より5.1ポイント悪化していることが課題とされている。
提案された議案第49号では、物価高騰対策として、ゼロ歳から中学生までの子ども一人当たり1万円の支給が追加されることが示された。この施策は、家庭の経済的負担を軽減することを目的としている。
また、議案第50号介護保険特別会計に関して、国庫支出金の精算が行われる。
これにより、歳入は2,219万1,000円が追加され、予算の総額は30億7,219万1,000円となる。
さらには、議案第61号の布水中学校増築工事の請負契約が承認された。教育福祉常任委員会の向田誠市議員は「全国的な資材高騰を踏まえ、早期の工事着手が求められる状況である」と説明した。
最後に、9月24日には市総合防災訓練が実施されることが報告された。
市は、地域の防災意識向上に努め、今後も市民を巻き込んだ防災対策の強化を図る考えを示している。
議会はスムーズに進んでおり、今後も地域の安全と市民の生活向上に向けた取り組みが続けられることが期待されている。