令和5年6月29日、野々市市議会において、定例会(第3回)が開催されました。
会議では多くの議案が上程され、議員たちの活発な議論が展開されました。
まず、議長である北村大助議員からの諸報告が行われ、ここでは医療機関への財政措置を求める陳情書が紹介されました。石川県保険医協会会長の三宅靖氏から提出された内容で、予算措置の必要性が強調されたことが注目されます。
次に議案の上程として、議案第28号から第35号までの8件が一括で議題にされました。総務産業常任委員会の小堀孝史議員が報告し、特に議案第29号の承認に関する質疑が行われました。固定資産税の減額措置に関連して、外壁等の修繕工事や修繕計画の認定が含まれる意味が解説されました。この議案については全員一致で原案承認が決定され、他の議案でも同様に可決されました。
また、予算決算常任委員会の朝倉雅三議員は、令和4年度一般会計補正予算に関する案件の進行について詳細に説明しました。特にエネルギー価格高騰対策の支援金についての査定基準が議論され、公益性を損なわない範囲での措置が要請されました。全ての議案が原案通り可決されたことは、議会の迅速な対応を示しています。
その後、特別委員会の設置及び委員の選任に関する議題も打ち出され、全会一致での採決が順調に進みました。新たに設立される特別委員会が地域の活性化に寄与することが期待されています。
閉会に際して、北村議長は閉会宣言を行い、全議案の審査を終えて、午後2時37分に議会が閉会したことを伝えました。市民への説明責任を果たすため、議会の運営は透明性が高く、今後の情報提供にも期待が寄せられています。