令和3年3月24日、野々市市第2回定例会が開催され、新型コロナウイルス感染症対策として議員および職員はマスク着用が義務付けられた。
今回の会議では、議案を一括して議題とした。
議案第10号から第30号まで計29件の審議が行われ、各常任委員会の委員長からの報告も行われた。
その中でも、北村大助総務産業常任委員会委員長は、「非常勤の特別職の職員の報酬に関する条例が審査され、全会一致で可決すべき」と強調した。
また、教育福祉常任委員会では、安原透委員長が「敬老福祉金支給条例における制度見直しは長寿を祝福する制度を維持するためのものであり、廃止はしない」と述べた。
予算決算常任委員会の辻信行委員長は、令和3年度の一般会計予算について、「市民協働やSDGsの推進が重要」とし、また、「新年度からの施策には市民の理解を得ることが必要」と指摘した。
特別委員会からの報告も行われ、早川彰一議員は「議会基本条例の制定に関しては、透明性を確保する重要な一歩」と挨拶した。
この条例は、議会改革の出発点となり、今後の改革にも期待が寄せられた。
さらには、中村義彦議員が新たに議長に当選し、「市民に寄り添う議会を目指す」と述べた後、全体の統括を図る姿勢を見せた。
今回の会議は、多くの新しい条例可決や新役員の選任を通じて、今後の市政運営における指針を生み出す重要な場となった。