令和2年6月定例会（第3回）の会議では、新型コロナウイルス感染症に関する多くの意見が交わされた。
最初に、粟市長は市民の生活支援を強調。ひとり親世帯への臨時特別給付金や子育て支援が、急増する支援要請に迅速に対処するための施策として展開されている。
特に、国が進める経済支援は市単独の施策とも連携。一律で収入が減少した市民を対象にした施策が重要視された。中小企業の事業継続を目的とした支援金追加も提案され、さらなる支援を求める声が多数あった。特に、アルバイトを失った学生への支援が重要視され、生活困窮に対する施策の講じる必要性が訴えられた。
次に、教育の施策として中学3年生に特別な配慮が求められた。臨時休校の影響が大きく、心のケアが必要不可欠である。教育長は、コミュニティバス「のっティ」が地域住民にとって不可欠な足であるとしながらも、今後の運行については再考の必要があると述べた。
避難所の運営についても、新型コロナウイルス感染対策を視野に入れた議論が展開された。市民の安全を守るため、より適切な避難所の設置が急務であるとの意見が出た。特に、登校した子どもたちが学校での感染にさらされないための制度が求められ、健康福祉部長が今後の方針を確認した。
最後に、愛や結束の重要性も強調された。市長は、行政が市民の思いに寄り添う姿勢が必要であり、シンプルでわかりやすい情報提供が今後の多くの施策に反映されるべきと指摘された。