令和3年3月2日、野々市市議会では第2回定例会が開会され、議案が多数上程された。
議長の中村義彦氏は、最初に報道各社からの撮影と録音の申請が許可された旨を伝え、新型コロナウイルス感染予防のためマスクまたはフェースガードの着用が求められた。
つまり、議会全体は感染対策を徹底しながら実施されている。この日、出席議員は15名であり、地方自治法に基づく定足数に達していることが確認された。
議事日程に従い、まず日程第1の「諸報告」では、市長の粟貴章氏が、1月に発生した大雪に関する状況報告を行った。彼は市民の協力に感謝の意を述べ、お雪対応本部が迅速に活動した旨を伝えた。この大雪は交通面での多くの障害を引き起こしたが、市の対応により影響を最小限に抑えられたことが強調された。
続いて新型コロナウイルス感染症への対策に関する発言があった。市は、ワクチン接種を4月以降に高齢者から順次実施する方針を明らかにし、市民には感染予防策の徹底を求めた。
また、诸報告の中で、今度の「椿まつり」の開催予定も発表された。このイベントは地元の特産品と文化を紹介するもので、例年好評を得ている。市長は、感染対策をした上での開催を計画していることを訴えた。
議案の上程においては、2021年度予算案が提出され、歳入は前年を下回る見込みであることに触れた。具体的には、市税は6.4%減少する見通しであるが、国からの交付金なども活用し、経費削減と公共事業の推進を目指す方針が示された。
中村議長は、質疑応答を省略し即決で議案を進める姿勢を示した。これにより、速やかに審議を行うことが可能となり、議会は活発な進行が期待されている。最終的に、議会議案第1号に関する討論が行われず、即時の表決により可決。これに同意した議員は全員起立した。
定例会は3月24日までの日程で進行する予定であり、重要な政策に関する議論が続けられる。今後の議会通じて、市民生活に影響を与える数多くの指針が定められる予定である。