令和5年3月20日、野々市市議会は第1回定例会を開いた。
出席議員14名により会議が進行され、複数の議案が上程された。この中には、学校給食の無償化を求める意見書が含まれ、地域の重要課題として取り上げられた。
教育福祉常任委員長の北村大助議員は、給食費の無償化についての請願が提出されている現状を説明した。
議論によると、推定で約3億円の予算が必要とされており、その財源確保には国の支援が不可欠であるとの意見が示された。
一方、予算決算常任委員長の大東和美議員は、令和5年度予算案における施策として、特にデジタル化推進への取り組みを強調した。
また、公共施設の運営において新たな業務を展開するため、研修活動が計画されていることが具体的に述べられた。
委員会報告の中で、体育施設等に関する調査特別委員会の朝倉雅三議員が述べたように、提言書の中ではローカルファーストの原則や、競技スポーツと市民交流の場の確保が求められた。
特に、パラスポーツ対応の施設整備が重要な課題として挙げられ、市民の交流拠点としての活用が注目されている。
討論の中では、議案第3号から第6号までの予算案に賛成の立場を表明する議員が多く、新型コロナウイルスとの共存を視野に入れた施策の重要性が強調された。
一方で、依然として物価高騰などの社会問題に触れ、住民生活を守るべきとの意見も裏付けられ、温かい支援策が求められた。
市長は市民の声なき声に耳を傾ける姿勢を求められ、今後の調整が重要であると強調した。
最終的には、議案の上程と共に請願第1号及び第2号の不採択が決定され、議会は市民生活に密着した様々な施策をつづけていくという方向性を打ち出した。議会改正の取り組みも進められ、次期の委員会設置が期待されている。