令和4年第3回野々市市議会定例会が6月24日に開催され、重要な議案が審議されました。
新型コロナウイルス感染予防の観点から、出席議員と執行部職員は、マスクまたはフェースガードを着用しました。この会議には15名の議員が出席し、様々な議案が提出されました。
特に注目を集めたのは、安原透議員が提案した食料危機に対処する意見書です。この案は国産食料の増産や食料自給率の向上を求める内容が盛り込まれています。安原議員は、その理由として、原油や肥料価格の高騰やウクライナ危機の影響を挙げ、農家が直面する経営危機を訴えました。
委員長報告において、安原議員は議案第35号の承認について全員一致で決定したと説明しました。また、教育福祉常任委員会での議案第40号に関する質疑では、譲渡後の新事業者の開業時期が令和6年度初めになるとの説明がありました。
続いて、予算決算常任委員会からの報告が行われました。議案第37号の中では、特殊詐欺被害防止対策機器購入補助事業について説明があり、予算を超える申請があった場合の迅速な対応策についても言及されました。これらの議案はすべて全員一致で可決され、良好な進捗を示しました。
質疑応答では、議長の中村義彦議員が質疑はないと確認し、討論も同様に省略されました。このスムーズな進行により、効率的な意思決定が行われたことが伺えます。
最後に、議会運営委員の選任が行われ、辻信行議員が選任されました。この会議は、すべての議事を終了し、午後2時34分に閉会されました。今後の市議会において、食料自給率の問題やその他の重要課題に対する取り組みの進捗が注目されます。