令和4年9月定例会が開催され、市民の安全や交通問題、災害対策について活発な議論が交わされた。
最初に、新型コロナウイルス感染防止対策として、議員と執行部はマスクやフェースガードの着用を徹底するよう求められた。議長の中村義彦氏は、市民が安心して参加できるよう配慮する姿勢を示した。
特に早川彰一議員は、野々市市におけるラウンドアバウトの導入について質問を行った。早川議員は、ラウンドアバウトが交通の安全性を向上させ、事故のリスクを減少させる手法であると強調。調査結果に基づき、他市での実績をもとに、ラウンドアバウトの利用が多くのメリットをもたらすと述べた。市長の粟貴章氏は、交通量調査の結果を踏まえつつ、今後、ラウンドアバウトの導入の可能性を検討していく方針を明かした。
また、馬場弘勝議員が災害対応力の強化について提起。特に、地域の公園における避難生活の利便性を高める対策が急務であることを述べた。市長は公園整備の進捗状況について説明し、地域住民の意見を反映しながら、今後さらに強化していく意向を示した。
さらに、石川中央都市圏におけるスポーツ振興に関する議論も熱を帯びた。地域住民のスポーツ施設利用を促進するためのスポーツ推進連絡会を設置したことが報告され、施設利用の公平性を保つ施策が求められた。
青少年の市政参加も重要なトピックとして浮上し、特に若者の意見を取り入れるための新たな施策が必要とされている。市長は、若い世代の声を聞く機会を増やし、魅力的な地域づくりを推進していくことを約束した。
最後に、福祉や環境に関心を寄せる市民が増える中、クリーンな街づくりや災害廃棄物処理についても意見が交わされた。市民からの提案やアイデアを積極的に取り入れ、住みやすいまちづくりを進める意義が強調された。