令和2年第7回野々市市議会定例会が開会した。
この日は、12月1日の午前10時に始まり、議長の中村義彦議員が出席議員15名の確認後、地方自治法に基づく報告が行われた。議事日程に沿って進行した。
新型コロナウイルスの感染予防にあたり、全ての議員及び職員はマスクまたはフェースガードを着用するよう指示が出された。議場内の安全対策は万全を期すとのこと。
会期は18日間、すなわち12月18日までと決定され、特に異議が無いことが確認された。議案の上程では、議案第78号から議案第87号までの14件が一括して議題に上がり、市長の粟貴章氏による提案理由の説明が行われた。
市長は今年一年を振り返り、新型コロナウイルス対策に全力を注いだことを強調した。除雪対策本部の設置や、安全・安心な避難所の確保のための訓練を実施したことにも触れ、市民への感謝の意を示した。各学校では、感染予防をしながらも、運動会や授業を無事に行った結果、子供たちが充実した生活を送ることができたと報告した。
また、重要文化財「喜多家住宅」の管理を市が引き継いだことなど、文化財に関する取り組みも紹介された。冬の訪れに伴い、積雪への備えとともに市民への感染防止策の徹底を呼びかけた。
具体的には、議案第78号の補正予算において、公共施設使用料の減額、タブレット端末の購入費用計上などが含まれ、市民協力のもと新しい生活様式に対応した町内会活動が進められる予定である。
さらに、他の議案も続いて審議されながら、質疑や委員会付託は省略され、即決での採決が行われた。特に人権擁護委員の候補者推薦の案件など、即決される運びとなった。
最後に、休会の決定がされ、次回の会議は12月8日に予定される。議長は、議員に出席の感謝を述べて会議を終了した。