令和元年第3回野々市市議会定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。
会議の冒頭では、全国市議会議長会からの表彰が早川彰一議員に伝達されたことが報告され、早川議員は感謝の意を示した。「この4年間、一生懸命議長職を全うできたのは皆様のご支援のおかげです」と述べると、議場は温かい拍手で包まれた。
また、粟貴章市長は市政発展に向けた所信を表明。「市民協働のまちづくりを進めていく」と強調し、今後の取り組みへの期待が寄せられた。また、最新の市政状況として月ごとの出来事を振り返り、市民協働の行事や安全対策の実施を報告した。
特に、令和元年度の補正予算案が議題に上がり、一般会計や特別会計の見直しについて詳細が説明された。歳入の増加や必要な調整を行い、予算総額を194億9,071万9,000円に設定するなど、今後の財政状況が俯瞰された。さらに、国民健康保険特別会計や介護保険条例の改正も行われ、さらなる軽減措置が提案された。
議長は、6月28日までの16日間が会期であることを確認し、質疑応答を省略することが合意された。
また、地域のイベントや姉妹都市との交流についても報告があり、住民に支えられたまちづくりの様子がしっかりと表現された。加えて、東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーの実施に向けた取り組みも紹介され、地域活性化への期待が高まる中、全体の取り組みが進捗しているという印象を与えた。
最後に、議長による閉会の挨拶が行われ、次回の再開予定日も報告された。議場は再び活発な議論の場となることが期待される。