令和元年第5回野々市市議会定例会が開催された。議長の中村義彦議員は、本会議の冒頭で被災者への哀悼の意を表し、関係者の協力を呼びかけた。
市長の粟貴章氏は、新たな時代の幕開けを迎えた本年の報告を行い、昨年9月から10月にかけて発生した台風による被害への対応について触れた。
台風によって被災した地域への支援体制を整え、生活再建に向けての取り組みを進めている。災害に強い街づくりを目指し、市民と行政が協力する方針を改めて強調した。また、交通死亡事故のゼロ達成を報告し、安全意識の向上に努める旨が述べられた。
補正予算案には約1億8,232万2,000円を追加し、予算総額を184億9,091万5,000円にする内容が含まれていることも明らかにされた。主な内容としては、県民体育大会の競技施設整備に必要な予算が盛り込まれ、公共施設の使用料は消費税率引き上げに伴う改正が提案されている。
また、国際交流に関して、ギズボーン市との関係を強化し、今後のイベントについて議論が行われた。30周年に向けた協力関係の拡大を図る方針が示された。市民の参加を促進するため、文化やスポーツなどの分野での交流を広げる考えが述べられた。
今回の定例会では、自治体としての様々な施策が提案され、運営の透明性や住民参加を重視したまちづくりが強調されている。地域資源を活用し、市民が主体となる取り組みの支援が今後も重要視される。議長は本日の会議の成果を振り返り、住民日の安心できる生活のために市議会が果たすべき役割について再確認された。今後の活動にも注目が集まっている。