令和２年第６回野々市市議会臨時会が11月30日に開催された。
この臨時会では、議案第74号から第77号までの提案が行われ、各議案についての審議が行われた。
市長の粟貴章氏は、四つの改正条例の提案理由を説明し、その内容は人事院勧告に基づくものであることを強調した。この改正は、一般職及び会計年度任用職員に対する期末手当の支給月数を引き下げることを目的としている。
特に、本市はこれまでも人事院勧告を尊重してきたことから、今回の改正も適切であるとの見解を示した。
なぜなら、国家公務員の期末手当が民間を上回っているため、格差を是正する必要があるとの認識からである。この改定に対して、賛成意見が多く出された一方で、反対意見も存在した。
岩見博議員は、改定が公務員の賃下げにつながることを懸念し、コロナ危機の影響を受ける中での賃上げの必要性を訴えた。また、民間との賃下げの連鎖を防ぐ必要性を強調し、議案への強い反対意見を述べた。
一方、賛成の立場からは、土田友雄議員が、官民格差を是正する必要性について言及し、原案に賛成する姿勢を明確にした。各議案は、賛成多数で可決され、本日の会議は無事に終結した。
また、次回の議会は12月に予定されている。