令和4年3月2日に開催された行方市議会の定例会で、新年度の行政に関する様々な論点が議論された。特に、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗や、スクールバスの乗降場所の検討状況などが焦点となった。
市長の鈴木周也氏は、新型コロナウイルス対策として3回目のワクチン接種を早急に進める意向を示した。現時点での接種率は、年齢層ごとに徐々に改善しているものの、特に若年層への接種が課題である。高齢者を含む市民の健康維持に向け、参加型の健康づくりイベントを促進し、若者向けの情報発信にも注力する必要性が指摘された。
また、スクールバス運行の最適化に向けた検討も進行中であり、教育長の横田英一氏が現場でのニーズを反映させる重要性を強調した。交通スタイルの見直しや利用者の安全を考慮し、多様な要望に対する柔軟な対応が求められる。
さらに、行方市のなめがたエリアテレビの運用状況についても言及された。新たに計画されている100置局の整備は、地域に密着した情報発信の重要な一手として期待されているが、実際の進捗には課題が残されている。市は関係機関と連携し、早期実現に向けた努力を続ける意向を示した。
最後に、データセンターの整備計画も議論された。市は、デジタル経済の推進と地元活性化に資する拠点として位置付けており、地方創生の重要な一環として取り組む姿勢を見せた。今後、各種アプローチを通じて、産業基盤の強化を目指す意向が表明された。