令和5年11月14日、行方市にて第3回臨時会が開会した。
本日は、法律に基づく専決処分の報告と、霞ケ浦ふれあいランド再整備事業に関する特別委員会設置の二つの重要な案件が扱われた。
まず、特別委員会の設置について発議した高木正氏は、霞ケ浦ふれあいランドの整備は地域活性化の核となるプロジェクトであり、その進捗状況に市民が不安を感じていると述べた。このため、議会として積極的に調査し、必要な提言を行うことが求められると強調した。高木氏は、17名の委員で構成される特別委員会を設置する必要性を訴えた。
一方で、同日の会議では専決処分の報告も行われた。この案件では、行方市役所内での事故による損害賠償について報告された。幡谷恭一総務部長が事故の概要と賠償額について詳細に説明した。事故は、除草作業中に草刈り機から飛び石が飛び、周囲のバス車両を損壊させたもので、損害賠償額は134,420円であると確認された。
議員の鈴木義浩氏からは、事故原因の教育や対策に関する質問があり、さらなる安全教育の必要性が指摘された。幡谷部長は、今後は職員が適切な研修を受け、作業方法の見直しに努めると回答した。
高柳孫市郎氏は、過去にも類似の事故が発生しており、再発防止策を強く求めた。これに引き続き、他の議員も対応の厳しさを確認した。今後の作業方法の見直しと安全対策に対する議論が続く中、議会は引き続き市民の信頼を維持するための取り組みに注力する必要がある。
霞ケ浦ふれあいランドの整備は、本市の観光開発において重要な位置を占めており、その行方が注視される。議員一同は、このプロジェクトの進行が円滑に進むよう活発な議論を続けることで、市民の期待に応えようとしている。最後に、議長の宮内守氏が会議を閉会する際、議員の積極的な参加に感謝の意を示した。