潮来市では、新型コロナウイルスの影響が徐々に薄れる中、保健所の移転計画が進行中である。
市長の原浩道氏は、保健所の移転候補地について地域住民との説明会を開いたことを強調した。
移転の背景には、現在の保健所が老朽化し、浸水の危険にさらされている状況がある。ただし、地域住民の中には、移転が住み慣れた土地を奪われることにつながるのではないかとの不安も個々に根強い。国や県との調整を行いつつ、地域住民の懸念に耳を傾けながら、移転を進めていきたいところだ。
また、潮来市が推進する学校の統合に関する議論が再燃している。
小・中学校の統合に関連して、少人数の方が教育効果が高いのではないかとの意見が出されている。学校教育課の吉川増夫君は、教育環境を充実させるための選択肢として、クラス替えなどの期待も寄せられているという。
地域コミュニティに対しては、統合準備委員会を設置し、子供たちの意見聴取も行う案を進める方針だ。