令和6年3月14日、潮来市議会において定例会が開催された。
本定例会では、議案第1号から議案第20号に関する質疑が行われ、特に議案第2号に焦点が当てられた。議案第2号は「潮来市固定資産税の特例措置及び雇用の促進に関する条例の一部改正」であり、平田健三議員が質疑を行った。
議案第2号については、茨城県鹿島臨海地域基本計画に基づき、執行期限を延長することが提案されている。平田議員は「実際にどのくらいの効果があったのか」と問い質し、企業立地戦略室長の酒井進氏が、これまでに固定資産税の特例措置を受けた企業が8社、1社が雇用促進奨励金を受け取っていることを報告した。
次に、石田裕二議員が同じく議案第2号について質問を行った。新たな茨城県鹿島臨海地域基本計画の策定について、その詳細を確認した。酒井氏は、現行の計画については4月1日付で国の承認が予定されていると述べた。また、地域の特性に基づく変更内容についても説明した。
その他にも、議案第5号に関しての兼平直紀議員の質問があった。介護保険制度の改正において、所得再分配機能の強化を図る内容を含め、基準額の算定方法について下河和之高齢福祉課長が明確に説明した。特に、国からの指導に基づき、標準の区分が13区分に増加する旨を強調した。
その後の議案では、令和5年度潮来市一般会計補正予算第9号についての質疑が行われた。平田議員は、デジタル田園都市国家構想交付金の不採択について、その理由を問うた。これに対し、企画政策課長の河瀬由香氏が具体的な事業内容を説明した。
会議の最後に、潮来市選挙管理委員会の委員及び補充員が指名され、異議もなく承認された。さらに、3月15日から24日まで休会の件が決定し、次回は3月25日の開会が告知された。