令和元年第4回行方市議会定例会が開催され、重要な議案についての審議が行われた。市長の鈴木周也氏が、聖火リレーの詳細ルートが公表されたことを報告し、地域資源を生かした施策が期待されると述べた。
本会議では、諸般の報告から始まり、鹿行広域事務組合に関する規約変更が承認された。これにより、いくつかの共同処理を担う事務の変更が図られ、特に廃棄物処理施設関連の質疑が目立った。総務委員会の貝塚俊幸委員長は、この事務の重要性を強調し、地域全体での取り組みが求められると述べた。
また、行方市の職員給与についても改正案が可決された。住居手当や特別職の給与引き上げが議論され、採決の結果、全員一致で可決された。この議案に賛成した議員からは、職員の生活支援の重要性が指摘された。
さらに、条例の一部改正案がいくつか可決され、特に手数料徴収条例や、国民健康保険税条例の改正については、増収を目指す姿勢が反映されている。財政課長の久保田博氏が案内した内容に対して、詳細な確認が行われ、委員からの賛同を得る形で進行した。
特に目立った発議として、行方市庁舎建設等調査特別委員会の設置決議が提出され、議員からの支持を受けて可決された。この特別委員会は、行政機能の中枢を担う庁舎の建設について、多様な視点で調査・検討を行うことを目的としており、今後の市民サービスの向上へと繋がる期待が寄せられている。