行方市は、子どもたちの安全を確保するため、通学路の安全対策を推進している。
これまで毎年、警察や学校、PTAと連携して合同点検を実施し、通学路の危険箇所を把握してきた。114か所の危険箇所が特定され、87か所は対策が完了したが、依然として危険なエリアが残る。
特に、麻生東小学校周辺の一部盛土工事は完了したものの、整備が必要な未改良区間が残っており、急勾配や交差点の安全確認が課題だ。市は今後も地権者と粘り強く交渉し、進捗を図る意向を示した。
また、新入生の保護者の不安を払拭するため、集会等で安全確認をしておりますが、現場の見回りも重要視していると強調。冬季の凍結や春は風の影響により、学校としても適時指導を行う必要がある。
さらに、行方市における空き家問題は深刻化しており、特に特定空き家として11軒の存在が指摘され、その解体や管理に向けた取り組みを行う必要がある。市は空き家バンク制度や広報活動を通じ、地域の協力を仰いでいる。
まして、地域資源の活用が進む中で、行方市の特産物、例えばシラウオやサツマイモのブランディングが進行中であり、これが地域経済の活性化に寄与する期待が高まる。企業誘致にも勤しんでおり、現地視察を経て266件の案があるが、今後の実績への期待がかかる。
総合的な通学路の整備、空き家対策、地域に根ざした経済活動の促進を進めつつ、住みよい行方市の実現を目指している。