令和3年3月5日、行方市議会は定例会を開催し、教育長の任命や多くの条例案の改正について審議を行った。
本会議では、議案第2号として教育委員会の委員長に横田英一氏を任命する件が上程され、議会はこれに同意した。
横田氏は、自身が任命されたことに感謝の意を表し、地域の未来に向けた教育的な取組みについて力強い意欲を示した。彼は「教育を通じて笑顔のたえない街づくりに貢献したい」と述べた。
同日、議案第3号の公平委員会委員選任についても難なく処理され、市議会との協議の上、選任が決定された。
これらの人事案件に対しては異論もなく、効率的に審議がなされた。
その後、日程第4に移り、行方市の公益的法人への職員派遣等に関する条例の改正事案が取り上げられた。
この条例改正では、都市農業の発展や支援が強調され、委員の栗原繁氏が「持続可能な農業のための政策が必要」と質疑を行った。
市長の鈴木周也氏は、経済部からの要請を受けて、「農業に新たな価値を加えていく施策に力を入れたい」との考えを示した。
さらに、行方市国民健康保険税条例の改正案や、雇用機会の創出を目的とした固定資産税に関する条例改正案も相次いで提出され、質疑や討論を経て委員会付託とされた。
議案は数多く、特に宝飾的な提案であるとして評価された。
また、令和3年度一般会計予算について、財政課長が予算の概要を説明した。特に、市の施策に基づく農業振興や若者の定住促進のための充実した取り組みが計画されていることが盛り込まれた。