令和3年第3回行方市議会定例会が行われ、新型コロナウイルスへの対応や教育行政についての質疑が中心となった。
議会ではまず、議長の岡田晴雄氏が挨拶し、出席議員17名の紹介を行った。一般質問では、小野瀬忠利議員が新型コロナウイルスへの対策についての質問を開始し、市長の鈴木周也氏がその答弁を行った。鈴木市長は、ワクチン接種の進捗状況や感染者への支援体制について説明し、現在の接種率が1回目72%、2回目60%を超える状況にあると述べた。
また、教育行政に関しては、新型コロナウイルスの影響下での子供たちの学びや健康状況について市教委が報告をする中で、心身の健全育成の必要性が強調された。教育長の横田英一氏は、子供たちの教育環境の充実を図るための施策を説明し、特にオンライン学習に必要な設備や教育人材の確保について述べた。
会議の中で、一般質問に立った氏は、「行方ブランドの向上」についても触れ、特産品であるサツマイモの輸出が好調であることを報告した。行方市の直面する課題として、観光と地域振興の重要性や、公共施設を有効活用した施策の必要性が強調された。特に、行方市におけるキャンプや公園の利活用が今後の地域活性化には不可欠である。
これらの質疑を通じ、議員たちは行政との対話を求め、市民に安心・安全なサービスを提供できるよう、行方市の今後のビジョンについても注目している様子が見られた。今後、これらの施策を実行に移す必要があるが、さまざまな課題を乗り越え、持続可能な町づくりを進めることが問われている。