令和4年第2回行方市議会定例会が、6月3日に行われた。
議長の岡田晴雄氏は開会に先立ち、参加議員に感謝の意を表明した。
また、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら議事を進める旨を伝えた。
会期は、本日から6月22日までの20日間と定決した。
会議では、令和3年度行方市一般会計の繰越明許費繰越計算書などの報告が行われた。
鈴木周也市長は報告第6号から報告第9号のそれぞれの内容を説明した。
それによると、総額は6億5,000万5,000円の繰越しとなり、各事業の細かい金額も示された。
その後、12件の議案が呈示され、具体的な質疑が始まった。
特に注目されたのは、「子育て世帯生活支援特別給付金事業」の内容で、5万円の支給が行われる点についてしっかりと確認された。
市民福祉部長の井川美佐子氏は、支援対象者の条件や申請方法について詳しく説明した。
さらに、議案第32号即ち令和4年度一般会計補正予算の審議に進み、森坂政行総務部長が補正予算の内訳を発表。
歳入歳出それぞれ1億6,143万5,000円の追加が提案され、合計173億7,098万6,000円となる予定である。
この補正予算には新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する経費や子育て世帯に対する支援が含まれていることから、一層の議論が交わされた。
また、議案第33号に関しても、地域交通施策や子宮頸がん予防ワクチン接種についての費用が報告され、市議会の議員からはその内容についての質疑が相次いだ。
質疑の中で、高木正氏は「子育て世帯の支援拡充が必須だ」と強調し、森坂氏は「必要な手続きを尽くす」と応じた。
全体として、今回の議会では市民生活の底上げとなる施策がしっかりと計画されていることが見受けられた。
議案の質疑は一通り終了し、次回6月7日に一般質問が行われる予定となっている。
議長は「市民の声を的確に反映できるよう努めてまいりたい」と述べた。