令和元年第2回行方市議会定例会が行われ、重要な議案の審議が行われた。
全議案は可決され、特に温浴施設の料金改定に関する議案が注目された。
議案第34号の行方市あそう温泉「白帆の湯」条例や議案第35号の行方市北浦荘条例が含まれ、どちらも料金改定についての討論が熱を帯びた。
委員長の小野瀬忠利氏は「料金改定の必要性を理解してほしい」と述べ、これまで料金を改定していなかったことから、生じる運営上の課題についても言及した。
一方で、高柳孫市郎議員は「利用者の負担を急激に上げてしまうのは問題だ」と懸念を示した。
白帆の湯については、16年間料金改定がなく、地域への影響を考慮しながら、適正な運営を目指す必要があるとの意見が多く上がった。
小野瀬委員長は「必要経費を計算し、適正な料金設定を行った」と強調した。
また、議案第38号から第41号にかかる一般会計の補正予算についても審議され、こちらも全て原案通りに可決された。
特に1号の補正予算はプレミアム付き商品券事業などが含まれ、地域経済の活性化を目指す内容となった。
加えて、発議第2号の「行方市議会活性化特別委員会」設置に関する決議や、発議第3号の「地域医療調査特別委員会」設置が可決。
これらはいずれも地方自治法に基づいたものであり、当地における医療体制を強化するためのプロジェクトとして位置づけられている。
最後に、鈴木周也市長は、議会での審議を通じて、地域住民の声を反映した施策が進められていくことに期待を示した。
市民の皆様へのお知らせとして、さらなる地域活性化を図るために、今後も丁寧な説明と議論を重ねていくことが求められる。