令和4年9月6日、行方市議会の定例会が開会され、重要な議題が討議された。
議長の岡田晴雄氏は、「決算議会では、令和3年度の決算を振り返り、令和5年度の予算編成につなげる議会である」と発言し、慎重審議を促した。
日程第2では、今期の会期が9月29日までの24日間と決定された。議長が「異議なし」と確認した後、次に進むことが確認された。続いて、日程第4に移り、再議第1号議案第35号の補正予算が取り上げられた。
この補正予算は、8月9日に否決された議案が再度提出されたものである。市長の鈴木周也氏は、「採決は不適切であった」と述べ、再審議の必要性を強調し、議員への説明を行った。
質疑では、「この予算の再議はどのような影響があるのか」との問いに対し、鈴木市長は「市民生活に重要な影響が出る可能性があります」と答え、予算の必要性を訴えた。議事を経て、質疑は終了し、討論に進むことになったが、討論は行われなかった。
採決では、無記名投票が要求され、再議第1号の補正予算については、賛成と反対が同数に分かれ、議長により否決と裁決された。この決議は、議会規則に則って行われており、今後の報告用に記録された。
その後の日程第5では、行方市の健全化判断比率が報告され、資金不足比率が生じておらず、公共施設の管理についての課題も挙げられた。市長は、この課題解決のための施策を進めていることを説明し、監査委員の報告も受けていることを伝えた。
また、新たに手話言語の普及に関する条例制定を求める請願が提出され、委員会に付託されることとなった。市民からの要望も反映し、議論が続く見込みだ。
9月7日は議案調査のため休会となり、次回は9月8日に開会される予定。市民生活に直結する重要な案件が多く、今後の審議に注目が集まる。