鹿嶋市議会の一般質問が行われ、議員たちは新型コロナウイルス感染症に関連した様々な問題について市の対応を尋ねた。特に、感染拡大防止と人権に配慮した対策が重点的に議論された。市はウェブサイトや広報媒体を通じ、関連情報を周知する方針を強調した。
特に注目されたのは、保護者が微熱のある子どもを登校させる問題である。教育委員会は児童生徒に体調を確認し、風邪などの症状がある場合には自宅で休むよう求める態勢を整えていると述べた。また、子宝手当についても言及され、市が投じてきた金額と実績が示された。子宝手当による効果として、第3子以降の出生数が若干増加したとの報告があり、今後の政策の検討が求められている。
次に、駐車場整備に関する質疑も行われた。市が進める関鉄跡地の駐車場整備に対して、議員はその必要性について懸念を表明。市の返答では、駐車場は観光客や市民にも利用される重要な施設と位置付け、地権者との協議を経て検討を重ねているとのことだった。市は、共同駐車場の管理運営方法についても検討していく必要があると述べており、周辺事業者との協力も視野に入れた対応が求められている。
さらに、新可燃ごみ焼却施設の建設に関しても議論された。議員は、国内外の環境問題を背景に、新たな焼却炉の必要性に疑問を呈し、市長に対し廃棄物処理の方法や運営のあり方を再考することを求めた。市としては、地域資源の有効活用やごみの減量化に取り組んでいく意向を示しつつ、今後も市民の意見を取り入れた議論が求められる。