令和6年第1回潮来市議会において、議員の質問が多岐にわたる中、交通や医療、地域防災についての重要な議論が行われた。特に、交通や買い物困窮者となる高齢者への支援に関する要望が高まっている。
市民からはコミュニティバスの復活を望む声が多く上がり、これに対し市では現行のタクシー助成制度を紹介した。具体的には、運転免許を持たない75歳以上の高齢者に対し、タクシー料金の助成を行っており、令和4年度には58名が利用した。
一方で、これらの助成制度は十分な解決策には至っていない。特に、高齢者が移動販売やデリバリーサービスを利用できるような仕組みが求められている。市では、移動販売を行う事業者との協定を結び、協力体制を築いているが、さらなる取り組みが必要とされている。
消防団の現状についても、団員数の減少が問題視された。市では団員の報酬改善を図っていますが、地域では訓練の負担が大きく労働環境の改善が望まれている。これに関連して、消防団OBの出動を承認するかどうかという議論も挙がった。
教育環境について、潮来小学校と津知小学校の統合準備が進む中で、最終的な施設計画が注目されている。体育館に関しては、耐用年数や現況を考慮し、改修の方向で進むことが決定された。市民からは不安の声も上がっており、地元の意見を反映した説明会が求められている。
また、地域において生活道路や除草作業の増加が課題となっている。高齢化が進む中、地域の住民が協力し合って除草作業を行っているものの、今後は行政と住民でさらなる支援体制を構築する必要があると考えられています。今後も地域の強化や発展に寄与する活動が期待される。