令和元年6月21日、鹿嶋市議会は第2回定例会を開き、重要な議案が審議された。議案の中には、鹿嶋市一般会計補正予算や複数の条例改正案が含まれる。
特に、議案第33号の一般会計補正予算に関しては、カシマスポーツセンターの屋根改修工事がキーポイントとなった。予算決算常任委員会では、補助金の有無や太陽光パネルの撤去、事業概要について質疑が交わされた。その結果、この補正予算は賛成多数をもって可決された。
一方、議案第34号の特別職の職員給与改正条例に関して、多数の質疑が行われた。議論では、関係法律の改正理由に関して質問があり、最終的には全会一致で可決される運びとなった。
また、一般教育の充実を図るための議案として、議案第35号及び第36号、即ち幼稚園及び保育所の条例改正案が審議された。文教厚生委員会の委員長である河津亨氏は、給食負担や低所得世帯への影響について疑問を呈した。結果として、両案は全会一致で可決された。
さらに、議案第38号、鹿島地方事務組合規約の変更についても重要性が強調された。これは、神栖市とのごみ処理施設に関するものであった。総務生活委員会の小松﨑敏紀氏は、住民への説明会やごみ減量化対策の強化の必要性を指摘したものの、最終的には賛成多数で可決された。
最後に、今回特別委員会として設置が決まった東京2020オリンピック推進調査特別委員会では、オリンピックの成功に向けた準備や運営の支援について調査を進めていくこととなっている。市長の錦織孝一氏は、全ての議案の可決に感謝の意を表し、国体に向けたイベントを通じた地域活性化に注力する姿勢を示した。
この定例会を通じて、市の重要な方針が決まったことが示され、議員らの協力が記録に残される形となった。市民生活への影響を考慮しつつ、市の発展に資する施策が進められることが期待される。