令和6年6月7日の鹿嶋市議会において、主要な議題の一つとして市政に関する一般質問が行われた。各議員からの質問に対し、重要な政策や市の方針が浮き彫りになった。
まず、鹿嶋市の認知症対策については、厚生労働省のデータをもとに、認知症高齢者が増加していることが確認された。健康福祉部長の茂木伸明氏は、本市での認知症サポーター養成講座の取り組みや、やすらぎ支援事業が評価されているとの発言を行った。
加えて、学校給食の無償化についての要望が強まっている。議員は市長に対し、無償化へ向けた財源の確保や国への働きかけの重要性を訴えた。市長は、現時点での無償化は厳しいとの見解を示し、財政的なリスクを指摘した。
また、公共施設の老朽化や防災機能の強化も議題に上がり、進捗状況が報告された。教育委員会の大沢英樹氏は、学校施設の老朽化対策に関する具体的な進捗を述べ、２〜あの中で体育館の空調整備に関する質問があり、市長は厳しい財政状況が続いていると強調した。
さらに、国民健康保険に関しても議論が交わされた。医療費が軽減される中、鹿嶋市の制度を拡充させる必要性が指摘された。市の財政状況に配慮しながらも、より良い制度を求める声は強まりつつある。
現時点での市の対策は、市民サービスの維持に重点を置いているが、今後の動向に注目が集まる。市長や各部門長は、今後も市民の声に耳を傾け、適切な施策を展開していく方針を示した。市民が安心して暮らせる環境づくりが、今後の重要な課題として浮上した。