令和5年9月27日、鹿嶋市議会は第3回定例会を開催し、6件の補正予算案を一括して議題とした。
その中では、一般会計や国民健康保険、介護保険についての予算が重点に置かれた。これらの議案は全会一致で承認された。総務生活委員会の笹沼康弘委員長は、特に議案第44号の改正について詳細に報告。市内の外国人登録者数の増加などが課題であることを指摘した。
また、予算決算常任委員会の栗林京子委員長は、令和5年度の各会計補正予算案と令和4年度の歳入歳出決算認定について報告。議員からは、生活排水対策などの工程や、教育費の将来への見通しについての質問が相次いだ。これに対し、執行部は問題に対処する意向を示した。
その他の議題としては、人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問が全て適任と認められたことも特筆される。さらに、新たに設置される委員会、議員定数や報酬、政務活動費調査特別委員会の設置が決まり、議会改革にも力を入れる方針が示された。
市長の田口伸一氏は、定例会の終了を受けた挨拶で、コロナ禍からの復興と地域イベントの再開を強調した。市民への感染症対策を呼びかける一方、地域活性化に向けた活動を進める考えを示した。鹿島アントラーズの成績についても触れ、ホームゲームへの声援を促した。