令和5年6月29日、鹿嶋市議会第2回定例会が開催され、全ての議案が可決された。
重要なテーマである議案第35号は、鹿嶋市保育所の設置及び管理に関する規定を改正するものであり、文教厚生委員会の菅谷毅委員長が報告を行った。こども家庭庁の設置に伴う法律改正を受けたもので、全会一致で可決される運びとなった。
また、議案第37号では市道路線の変更が取り上げられ、都市経済委員会の舛井明宏委員長が委員会の審査経過を報告した。この変更は、地元住民の長年の要望に応えるものであり、詳細な調査の結果として、こちらも全会一致での可決となった。
議案第36号、鹿嶋市監査委員の選任については、地方自治法に則りの進行で特に問題はなく、すんなりと同意された。市の透明性を確保するための重要なステップとして、議員からも異論は挙がらなかった。
第3のテーマとして、令和5年度壱会計補正予算に関する議案第34号と教育予算を含む議案第38号が説明され、両者ともに追加経費が考慮される形で原案通り可決されることとなった。特に議案38号は、6月の大雨による支出の不足を補うために3,960万円を追加するもので、必要な衛生管理や復旧を進めるための物資調達となる。
議会終了後、田口伸一市長は議員の理解と協力に感謝を示した。市長は「新型コロナウイルス感染症の影響もあるが、市民に寄り添った施策を続けていく」と強調した。
今定例会では、地域の発展に寄与するための議論が展開され、各議案が適切に審議されたことが確認されている。議員たちの活発な意見交換を反映した結果、鹿嶋市が次のステップへ向かうきっかけとなることを期待する。