潮来市議会は、令和5年6月9日に開催された定例会で、各種問題について賛否を問う質疑を行った。
報告第1号から第6号までの質疑が行われ、特に報告第1号では繰越明許費が議題にのぼった。質疑を行ったのは石田裕二議員で、生活保護事業に必要な367万5,000円の内容について説明を求めた。社会福祉課長の沼田武男氏は、これは生活保護受給者の医療補助をオンラインで資格確認するためのシステム改修費だと説明した。
次に、報告第6号である株式会社いたこの経営状況についても、石田議員が質疑を行った。彼は、同社の農産物の直販委員会の会員数やグラウンドゴルフの売上高についての質問を投げかけた。農政課長の篠塚伸之氏は、21期と現在の比較はコロナ禍以前より売上が伸びたと答えた。具体的にはグラウンドゴルフの売上が140.7%の伸びを記録しているとのこと。
二つ目の日程では、議案第22号として特別職の職員の報酬に関する条例の一部改正が審議されたが、質疑がなかった。議案第23号の令和5年度一般会計補正予算(第4号)については、平田健三議員が歳出に関連する質問を行った。特に全国育樹祭に向けた事業費用の詳細を問うており、農政課長の篠塚氏は、森林環境譲与税を活用した活動について説明した。
最後に、今次会議では議案調査及び常任委員会開催のため、6月10日から15日を休会とすることが決定された。議長の箕輪昇氏は、今後の進行予定を確認した後、本日の会議を散会した。今後の本会議は6月16日に開催され、質疑や討論が行われる予定だ。