鉾田市議会第1回定例会が令和6年に開かれ、部活動やスクールバスの運行状況、職員の働き方などの重要なテーマが取り上げられた。
中学校の部活動について、現在の部活動数や生徒数減少による影響が議論された。教育部長の柳澤氏は「旭中学校が13部、鉾田北中学校が11部」とし、団体競技の影響を指摘した。また、小学生からのスポーツ参加の重要性も強調された。
続いて、スクールバスの運行状況が報告され、全児童の約80.2%が登録しているが、乗車率は最少3.6%とのデータも示され、効率的な運行方法の検討が求められる。
市職員に関する質問では、会計年度職員の適正配置や時間外勤務削減の取り組みが述べられ、職員数や業務負担についての見直しを進める必要性が指摘された。特に、高野衛君は市役所の働き方改革について、職員の健康を考慮した改善を提案した。
人口減少問題については、政策企画部長の井川氏が、将来予測として令和32年には3万1,934人に減少するとし、持続可能なまちづくりの課題を説明。高齢者福祉に関して、学校跡地の利用案や待機者数の報告も行われ、特別養護老人ホームの不足が問題視された。
最後に、各議員からの質疑を受け、部活動や学校の役割、スクールバスの安全性、職員の労働環境改善、空き家対策、地域活性化策についての具体的な対策が改めて求められた。議会は市民にとって安心・安全な環境を整えるため、各種施策の推進を促進していく姿勢を示した。