令和3年6月18日、潮来市議会では第2回定例会が開かれ、複数の議案が審議された。特に新型コロナウイルス感染症に対する医療体制の強化についての請願が注目を集めた。
最初に、総務建設委員会による議案報告があり、承認第3号及び議案第30号から議案第32号の中で、潮来市固定資産評価審査委員会条例の改正や、令和3年度一般会計補正予算(第3号)が全会一致で可決されたと報告された。
続いて、教育福祉経済委員会が報告した承認第3号については、令和3年度一般会計補正予算(第2号)の専決処分事項について、開催された委員会において質疑が行われた。質疑の結果、承認が得られ全会一致で決定された。
次に、工事請負契約の締結に関する議案として、災南幹線水路災害復旧工事(第1工区)を含む複数の契約が提案された。建設部長の本村敏行氏は、契約金額や入札結果について詳細な説明を行った。特に議案第33号の工事請負契約に関しては、入札結果が96.3%という高い落札率を記録した。
また、請願第1号については、医療及び介護の安全性を高めるための意見書の提出が求められた。教育福祉経済委員長の兼平直紀氏は、請願趣旨や現状を説明した後、全会一致で採択されることが決定された。これに関連して、同意第2号として新たに教育委員会の委員を任命することも議題となり、これもスムーズに可決された。
出席した全16名の議員は、今回の議会での見解を表明し、質疑応答が行われた結果、すべての議案が原案通り可決された。これにより、潮来市議会は、地域の医療体制や公共事業の進展に向けて、その責任を果たしていく意向を再確認した。議会終了後、行政及び議会の強固な連携の重要性が再度強調された。