令和2年3月13日、潮来市議会は第1回定例会を開催した。
議題には、合計24件の議案が含まれ、質疑が行われた。特に、令和2年度一般会計予算についての議論が注目を集めた。市長の原 浩道氏が出席し、執行部の説明が行われた。議案の中には、特に高速バス通勤助成金に関する内容があった。
兼平直紀議員は、高速バス通勤助成金180万円の内容を質問した。茂木 衛秘書政策課長が、通勤・通学のための高速バス定期券購入費補助について説明した。新規就労者や転入者を対象に助成金が支給される。恒常的に1人月1万円までの補助が出る仕組みである。
さらに、兼平議員は通学助成金について質疑を続けた。年度当初の予算の600万円に対して、減少の背景を聞いたとき、茂木課長は上限額の引き下げと対象路線の拡充を説明した。新たに、都内外の通勤者に対する公平性が求められる状況にあった。
この助成金制度は、平成28年度から令和元年度の実績に基づいており、利用者数の予測に従った計算がなされているとのこと。兼平議員は予算の大幅な減少に懸念を示しながらも、助成制度を持続可能なものとするように要望した
また、バスターミナル整備プロジェクトに関する質疑も行われた。岡野 正弘都市建設課長は、バスターミナルの設計に2,458万2,000円を計上する理由を述べ、新設の待合所が情報機能を考慮したものになると説明した。
この日の会議では、休会の件についても承認された。議長は、休会期間中に議案の調査や委員会を実施することを決定し、次回は3月19日に開会する予定であることを周知した。今後の議論が注目される。