令和5年第3回潮来市議会定例会が、潮来市議会議場で開会されました。
市長の原浩道氏は、開会に際し、各議案の説明を行いました。その中で、本市の地方公共団体としての財政状況が報告され、平成4年度の健全化判断比率が重要なポイントとなりました。
特に実質赤字比率は0%で、慎重な財政運営がされているとされました。
また、実質公債費比率が10.1%に上昇しており、前年度からの0.3ポイントの増加が指摘されました。市の財政が今後どのように推移していくのか、注目が集まっています。
子育てと教育に関する議案についても触れられ、議案第25号では、子ども・子育て会議条例の改正が提案されました。
改正の理由として、こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備があるとの説明がありました。これにより、今後の子どもの教育支援の整備が期待されます。
さらに、令和5年度一般会計補正予算が示され、歳入歳出がそれぞれ2,171万5,000円減額されることが報告されました。市民サービスの維持に向けた取組みが引き続き求められています。
また、報告第7号と報告第8号では、令和4年度健全化判断比率の細かい数字が示され、財政の健全性が確認されました。市長は、これからも地域住民の意見を反映しつつ、透明性のある財政運営に注力していく方針を強調しました。
決算特別委員会が設置され、今後の審議に向けて議員間での協議が進められる見込みです。全体として、議会は市の未来を見据えた議論を続け、市民へのサービスが向上するよう努力していることが伺えました。