令和5年6月16日、潮来市議会の第2回定例会が開催され、重要な議案が審議された。
今回の会議では、特別職の職員報酬に関する条例改正及び令和5年度一般会計補正予算関連の議案が中心となった。
まず、議案第22号では、潮来市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正が報告された。
この議案は、近隣市の改正状況も踏まえ、改正の基準や理由が質疑され、全会一致で可決されたと総務建設委員長の平田健三市議が説明した。
次に、議案第23号の令和5年度一般会計補正予算第4号が審議された。
教育福祉経済委員長の飯島康弘市議によると、予算の歳出に新設される道路の改良費が説明され、質疑に対して執行部が詳細な説明を提供した後、これも全会一致で可決される結果となった。
さらに、日程の第2では議案第24号、令和5年度一般会計補正予算第5号が取り上げられた。
この補正予算では212万3,000円が追加され、主にかすみ市民プール下水道接続工事に関連する経費が増額されることが説明された。
工事の具体的な説明では、浄化槽の不具合に伴う接続工事が課題に上がり、吉川増夫生涯学習課長によって報告された。
本案に対する質疑は何も行われず、原案は可決されることが認められた。
次に提出された発議第3号では、子ども医療費の無償化を国の制度で行うことを求める意見書が議題となった。
提出者の阿部慶介市議は、少子化問題を背景に国が率先してこの制度を創設すべきであると主張し、全議員の賛成を得て意見書は採択された。
また、新型コロナウイルスに関する特別委員会から報告が行われ、3年にわたる活動の成果と今後の方針が述べられた。
市議会は新型コロナの状況を踏まえ、感染症対策を引き続き検討・改善し、市民の健康を守る決意を示した。
最後に、全議案が可決された後、議長の箕輪昇市議が議会の閉会を宣言し、今回の定例会は終了した。