令和3年12月17日、潮来市議会の定例会が開かれ、主に企業誘致や上下水道事業、防犯カメラの設置、防動物愛護管理法の改正について議論が行われた。
最初に、企業誘致についての進捗が報告された。企業誘致推進室長の永山由治氏が、これまでに潮来市において17件の企業誘致相談があり、水郷潮来メガソーラーやホームセンターナフコなどが誘致された実績があると述べた。現在、企業誘致が図れる面積は約15.9ヘクタールであり、今後市有地でも検討していく考えを示した。
次に、上下水道事業については、本村敏行建設部長が、無収水の主な要因として管路の老朽化を挙げ、その対策として年間3キロメートルの老朽管更新計画を進めていると述べた。この更新計画によって管路工事時の水の無駄を減少させ、令和5年度からは県水の全面受水への取り組みも進展していることが報告された。
防犯カメラの設置強化に関しては、現在潮来市内に6か所の防犯カメラが設置されており、今後も設置を進める方針が示される中で、隣接市の状況も踏まえつつ慎重に取り組むことが確認された。
最後に改正動物愛護管理法について、市の動物愛護の現状と今後の広報活動強化の取り組みが報告された。動物愛護の啓発活動として、期間を設けて市民への情報発信を行っており、今後も生涯飼養や適正飼養の重要性を伝えていく方針である。
潮来市は地方創生や地域産業振興のための重要な施策として企業誘致や水道事業、動物愛護の観点からも積極的に取り組み、今後の発展に期待が寄せられる。