令和3年9月22日、潮来市議会にて定例会が開かれ、重要な議題が審議された。
特に教育関連の議案については注目を集めている。潮来市教育委員会委員の任命に関する同意第3号が、全会一致で可決された。原 浩道市長は、教育委員会委員の任期満了に伴い新たに飯田三矢子氏の任命を求め、議会の同意を得た。議長の笠間丈夫氏も質疑なしと認めた後、即座に採決が行われ、無事に承認された。
次に、議案第38号から議案第43号までの承認についても審査があった。承認第4号は潮来市手数料徴収条例の一部改正に関するもので、これもまた全会一致で可決された。議案第39号の令和3年度潮来市一般会計補正予算に関しては、水郷潮来バスターミナルに関連する予算の詳細が質問され、十分な説明がなされた後、こちらも異議なく承認された。
さらに、教育福祉経済委員会より報告された承認第5号の令和3年度一般会計補正予算第5号に対しても質疑が行われ、同様に全会一致での可決となった。各種補正予算には、市民福祉施策が含まれており、その重要性が強調された。
請願第2号についても取り上げられ、教職員定数改善並びに義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書は全会一致で採択された。教育福祉経済委員会の兼平直紀議員は、教育現場の抱える課題を具体的に説明し、地域における教育水準の均等化を目指す重要性を伝えた。
加えて、教職員定数改善に関する意見書の発議が行われ、少人数学級の実現が求められた。経済情勢が厳しい中、各地方自治体が協力して教育環境を整備するための方策について議論が交わされた。
最後に、本定例会は閉会に向け、すべての付議案件が無事に終了した。議長は、「大変ご苦労さまでした」と述べ、市民の教育環境改善に向けた前向きな取り組みが今後も続くことを期待していた。