令和5年6月6日に開催された潮来市議会において、越境した竹木の枝の切取りに関する新民法について、環境課や建設部から具体的な対応が報告された。
新たに施行された民法により、越境した竹木の枝について土地所有者が自ら切除することが可能となり、当事者に対して切除を催告できるようになった。今後は市道に越境した枝について、現場の状況に応じて市の管理者が対応することが可能になる。協議会においても、その案が了承されたことから、期待される取組に見通しを立てている。
また、放課後学童クラブの業務委託の状況についても報告された。この3年間の経緯の中で、児童の見守りを行う人材不足や支援員の質の向上が課題となったが、業務委託によりこれらの課題が解決されていると評価されている。市としては、今後も継続してこの業務委託を行い、安全で安心な運営を維持していく考えだ。
さらに、潮来市のあやめまつりが始まったことで、町の活性化に期待がかかる中、環境整備や花植えの進捗状況についても言及した。アヤメの管理や環境整備においては、地元住民や学生の協力を得ながら進めていく方針である。
このような中、土砂災害警戒区域においては、近年の悪天候が影響し、土砂災害のリスクを高めている。市の担当職員によるパトロールが強化され、注意喚起が進められていることが強調された。また、新たな災害対策として国交省との連携が重要視されているが、その具体的な対策についても引き続き検討される見込みだ。
議会では、民間企業との連携も強化されている一方で、公共の果たす役割や市民に対する情報発信の重要性も再認識され、この場で具体的な施策が求められた。特に、委託業務に関する透明性の確保や市民への情報提供が急務とされている。今後の議会活動においてもこれらの点が引き続き議論される必要がある。