潮来市議会において、令和4年度のまちづくり座談会や新スタジアム誘致に関する議論が交わされた。座談会は、地域住民の意見を集め、町の発展に寄与しようとするもので、448名の参加者からの多様な意見が寄せられた。特に、空き家の管理や防災対策に関する声が多かった。
これに対し、執行部は、地域の要望に基づき、空き地や空き家の管理を強化する方針を示した。また、交通事故防止策にも具体的な施策が講じられ、特に信号機設置に関する要望が多いことが強調された。現在、潮来市では信号機の設置要望が5か所に上るが、これは過去にも繰り返し要望されていることから、より積極的な対策が求められている。
さらに、地域おこし協力隊の活動についても報告された。協力隊は地元住民との関係構築を進め、特に地場産品やイベントのPR活動に注力している。今後、定住に向けた支援策が求められる中、潮来市では若年世帯の定住促進を目指し、保助成金制度の活用も検討されている。新スタジアム誘致の計画も市の火入れとして重要な位置を占めており、地域経済の活性化に向けた期待が込められている。
議会では、交通の渋滞対策案や、市民の意見を取り入れた情報発信の強化、夜間の安全対策、さらには各地域の発展を目指すための取り組みが話し合われた。市民にとって充実した情報が共有されることで、より良い町づくりが進むことが期待されている。