令和6年第1回潮来市議会定例会が3月11日に開催された。議題には市政一般に関する通告質問が含まれ、多くの意見や提案が示された。特に、公共交通の改善に関してデマンドタクシー導入の必要性が強調された。特に、阿部慶介議員は高齢化が進む地域での移動手段確保が重要であると訴えた。「潮来市でデマンドタクシーを導入することで、買物難民の防止や高齢者の福祉向上が図れる。」と述べた。
さらに、前川運動公園の人工芝サッカー場活用状況も取り上げられた。利用率が93.84%に達する中、合宿や大会誘致の進展が期待されている。石神教育部長は、「高校・大学からの合宿需要に応え、スポーツツーリズムの推進を図っている。」と説明した。
また、ランドセルのデザインリニューアルについても問われ、ジェンダーレスの視点からの色の選択肢拡大が提案された。市民福祉部長は、「男女の色分けについて、特にニーズを踏まえた柔軟な対応を検討していく。」とした。
空き家対策に関しても議論が交わされ、「特定空家指定に向けての取り組みを推進します。」と、現行法に基づき適正管理が促進されることが期待される。また、水道施設の耐震化についても近年の地震を受けて重要性が増しており、今後の計画が説明された。「令和7年度から本格的に耐震化を進める予定です。」と強調された。
最後に、定額減税や給付についての質問があり、特に年金にかかわる減税の開始時期が明確にされ、その周知徹底が求められた。市の担当者は「広報やホームページを通じて、情報発信を進めます。」と応えた。