令和5年第1回潮来市議会定例会が、3月8日午前10時に潮来市議会議場で開会した。
議長の箕輪昇氏は冒頭、感染症対策を継続しながら進行することを確認した。市長選挙では原浩道市長が3期目を当選し、和田直子氏が新たに市議会議員に選出されたことを祝した。市長の市政運営に対する期待が寄せられる中、より良い市民生活の実現を目指す決意が示された。
原市長は所信表明で、2期目の公約達成に向けた取組を強調した。特に、学校給食費の無償化を実施し、子育て支援を充実させることが重要視されている。さらには、重点道の駅の整備や、病院誘致を含む地域活性化に向けた施策も言及された。
また、原市長は新型コロナウイルス対策の継続の重要性を訴え、政府による感染症法の分類変更を踏まえ、必要な体制を整える方針を示した。加えて、デジタル化の推進や行財政改革を通じて、市民の生活向上に寄与することを誓った。
また、議案として令和5年度の一般会計予算案が発表された。この予算は、134億1,500万円を計上しており、前年度比2.7%の増加を見込んでいる。市民の生活安定や福祉の向上に資する施策を展開する内容となっている。
委員会設置に関する議論では、予算特別委員会を設置し、今後の詳細な審議を行うことが決定された。また、期間を3月9日から13日までとし、議事整理及び議案調査のための休会が宣告された。次回の会議は、3月14日に予定されている。
本定例会では、市民生活や地域活性化に向けた議論が続く予定で、議員たちの果たす使命感が伝わってくる。市民と共に前進する潮来市の姿勢に期待が寄せられている。